エージェントD

彼の名はエージェントD。
どんな難攻不落の任務でもたちどころに成功させてしまうナイスガイだ。
もっとも誰も彼の素情を知らない。彼から『D』というコードネーム以外の情報は一切入ってこない。
だとすると、どうやって任務を依頼するのか？
エージェントDに任務を与えることができるものは裏社会に深く精通した
人物あるいは組織。もっともその正体も謎に包まれているのだが。
そんな彼も、寡黙なポーカーフェイスの仮面の裏には悲劇の過去が横たわっている。

「エージェントDはいつも私たちを見守ってくださるのだわ」
「エージェントD様のおかげでわしらの畑に一年ぶりの雨が降ったぞ。今の日本の若者はエージェントD様の勤勉ぶりを見習ったらどうじゃ？」
「エージェントDが見守ってくれると思うと、うれしくて夜も眠れません。ありがとう！エージェントD。ばんざい。ばんざーい」

このような証言からエージェントDは、腐りきった社会構図の中で病める人間をあるべき道に導く希望の光といえる。混沌とした時代に生まれた風雲の革命児といえる。

さあ、みんな！エージェントDを応援しよう！　　　　　　Mより